蟻地獄甲虫 対 高原竜①の続き。

高原竜対蟻地獄甲虫1

決闘場面であるから、当然ジオラマを作るのである。段ボールを短冊切りにして、積み重ねていく。
古代ローマあたりの円形闘技場みたいだが、何、蟻地獄ですよあなた。

高原竜対蟻地獄甲虫2

樹脂粘土を盛る。横には鳥の巣を作る予定。巣のすぐそばに蟻地獄の罠を仕掛けられた、という状況。そりゃ大変じゃないか。

高原竜対蟻地獄甲虫3

罠というか、まあ蟻地獄にとっては巣でもあるわけだが。

高原竜対蟻地獄甲虫4

こっちに鳥の巣を作る。

高原竜対蟻地獄甲虫5

雛と幼虫を作る。こっちは可哀相に餌食にされる雛たち。

高原竜対蟻地獄甲虫6

蟻地獄の幼虫、という言い方は実はおかしい。アリジゴクというのはそもそもウスバカゲロウの幼虫のことじゃないか。薄馬鹿下郎ではありません。薄羽蜻蛉です。
さておき、蟻地獄甲虫という設定がまずぶっ飛んでいるのだ。甲虫というからには当然変態済みの成虫なわけだが、それがアリジゴクの生態を持つというトンデモ昆虫。まさに怪獣。怪虫?
そんなわけで、こちらが本来的な蟻地獄。

高原竜対蟻地獄甲虫7

背面。

高原竜対蟻地獄甲虫8

ご好評いただいた口をこちらにも再現。

高原竜対蟻地獄甲虫9

脚もつけてこます。

高原竜対蟻地獄甲虫10

鳥の雛くらい簡単に捕食しそうじゃないか。

高原竜対蟻地獄甲虫11

可哀相な雛たち。四羽まとめて頭部を作る。

高原竜対蟻地獄甲虫13

こんな感じ。

高原竜対蟻地獄甲虫12

悲痛な表情。ああ、可哀相だ。

高原竜対蟻地獄甲虫14

ジオラマに樹脂粘土を追加盛り。放射状の筋をつける。

高原竜対蟻地獄甲虫16

とりあえず、幼虫は完成。あ、この写真じゃ、さっきとどこが変わったかわからんな。

高原竜対蟻地獄甲虫17

はい。これでわかりますね。頭部と飛び出した目を作ったのでした。

高原竜対蟻地獄甲虫18

巣穴の中央に置いてみる。うむ。本当は巨大な罠を表現するにはもう少し幼虫が小さいほうがいいのだろうが、そうすると幼虫の存在感が薄れてしまいそうでな。これくらのバランスが最適解ではなかろうかと。いやまあ行き当たりばったりの勘で作っただけなんだけどね。

高原竜対蟻地獄甲虫19

雛たちも仕上げてみる。

高原竜対蟻地獄甲虫20

立ちポーズの元気っ子。

高原竜対蟻地獄甲虫21

四つん這いの赤ちゃん。


高原竜対蟻地獄甲虫22

死んだ子。

高原竜対蟻地獄甲虫23

食われてる子。
肉を食うのは火が使える調理前提のヒトくらいのもので、たいていの捕食動物は獲物の内臓をありがたがって一番最初に食うらしい。

高原竜対蟻地獄甲虫24

こういうことね。

高原竜対蟻地獄甲虫25

こういう配置になるわけだが、これはあくまで背景で、前面では大人同士の殺し合いが展開する。

高原竜対蟻地獄甲虫26

つまりこう。

③本体の彩色につづく。