今さらだが、恐竜が繁栄した中生代は三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の三つの時代に区分される。話をここからはじめよう。とにかく恐竜時代は長過ぎる。一億六千万年の間と言われてもピンと来ないが、円に置き換えてみるとイメージしやすいかもしれない。人類(ホモサピエンス)の発生からだいたい二十万年、原人時代を入れても二百万年だから、二十万円と言えばまあ給料くらいで、二百万円は年収か(低いとおっしゃる向きもあろうが俺はだいたいそのくらいだ)。一億六千万円稼ぐには八十年間働き続けねばならず、いくら定年引上げ生涯現役時代とは言っても赤ん坊から八十歳まで(まさに揺りかごから墓場まで)働き続けるのは過酷だろう。つまり生涯所得でも追いつかない。それが恐竜時代だ。
とにかくそれくらい長いと生態系のみならず、気候や地形などの環境は何度も根本からガラリと変わり、そもそも中生代が始まったころは大陸のすべてがひとつにくっついていて(パンゲア超大陸)それがバラバラに分裂してアフリカ、ユーラシア、南北アメリカ、オーストラリア、南極などの大陸となり、いったん分かれた小大陸がユーラシアに衝突してインド半島となり、衝突のしわ寄せが盛り上がってヒマラヤ山脈やらエベレストを作り、その際には何年も(何万年も)じくじく溶岩を湧き出させ続けた、とか。そりゃ隕石衝突を待つまでもなく環境も激変するだろうよ。話が壮大過ぎて感覚が追いつかない。
だから各時代を細分化しなくてはならず、三畳ジュラ白亜三紀を前期中期後期に分けたりそれをさらに細かく分けることになり、ややこしいことこの上ない。
ちなみに地球の全歴史は四十六億年だから、そんな金額は見たことも見ることもないから円には置き換えないが、恐竜発生は二億三千年前あたりで、そう考えると地球的には結構最近のことだとも言えるかもしれない。ジュラ紀のアロサウルスと白亜紀のティラノサウルスは似たような姿の獣脚類の肉食恐竜なのだが(進化系統的にはあんまり近くないようだが)、この二種が生息した時代は七千万年くらい離れていて、今現在とティラノサウルスの時代は六千六百万年しか離れていないわけだから、アロサウルスよりも我々人類の方がティラノサウルスに時代的には近いのだ。
こちらは白亜紀後期のティラノサウルス。
こちらはジュラ紀後期のアロサウルス。二種の生息年代は七千万年離れている。
ネンドソー的恐竜考② 恐竜は爬虫類ではない!に続く。
◇恐竜名鑑
②ヴェロキラプトル・デイノニクス
③アロサウルス
④ブロントサウルス(アパトサウルス)
⑤トリケラトプスとケラトサウルス
⑥ステゴサウルスとカンプトサウルス
⑦アンキロサウルス
⑧プレシオサウルスとランフォリンクス
⑨イグアノドン
⑩トラコドン(アナトティタンあるいはエドモントサウルス)
⑪プロトケラトプス
◇完成作品一覧
●名場面(ジオラマベース付)シリーズ
●ディフォルメシリーズ
●ジオラマベース
●ジオラマパネル
●2メートルのティラノサウルスを作ったぞ!



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