②まずは骨組みから~
⑥胴体の補強と頭部の肉付けの続き。
さて、胴体の肉付け作業をはじめる。パウダービーズを木粉粘土に練り込んで、厚さ一センチ前後を心掛けて手のひらサイズに伸ばして木工用ボンドを塗り、貼り付けるように盛っていく。
数時間作業して、やっと脚の肉付けが完了。まだ造型するわけではなくほぼ均等に粘土を盛るだけなのだが、予想以上に時間がかかったな。いやいや、時間は大した問題ではないのだ。それよりも粘土の使用量が半端ない。表面積を計算するなどという数学的なことは得意ではないので、まあこんなもんかと大雑把に使う粘土量を見積もっていたのだが、予想以上どころの騒ぎではない使用量であった。ああ、これは先が思いやられるなあ。とりあえず買い置きの粘土もとぼしくなってきたし、ここまでにして、まず脚を乾燥させてから胴体にかかることにしよう。
というわけで頭部の内側、つまり口蓋の肉付け。一応造型してみたのは、少しでも軽量化するためにあまり目立たない口の中は石粉粘土を盛るのをやめて木粉粘土のまま彩色してみようかと思ったから。いや、でもやっぱり石粉粘土の方が皮膚感も出るし造型もしやすいなあ。全体を見つつもう少し悩もう。
頭部の表面にもさらなる肉付け。ティラノサウルスに立体視ができたことは最近では定説になっているようで各種図鑑にもそういう解説が散見される。立体視とはつまり奥行きを知覚できるということだが、それには目が前に向いていなくてはならない。現生哺乳類でも草食動物はたいてい目が顔の横についており、そのぶん広い視野を確保できるが、立体視は(奥行きの知覚は)できない。ウマもウシもヒツジもシカもみんなそうだ。だがライオンやらオオカミやらの犬猫類や、ヒトを含む霊長類は立体視ができる。目が顔の正面についているからだ。これは狩りに有利に働く。飛び掛かる相手が自分からどれくらいの距離にいるか、立体視ができなければ正確には測れないからだ。奥行きの知覚とはそういうことだ。で、ティラノサウルスだが、ヤツはこの立体視ができたというのだ。マジかよ。どんだけスーパー恐竜なんだ。ええと、つまり獲物を噛み砕くために縦横に大きく進化した頭部が副産物的に目の位置を前に向けたらしい。当然、造型するにあたってはそれを意識しないわけにはいかない。目が前を向いているということはつまり正面から見て両目が見えていなくてはならないわけだ。
というわけで正面から見るとこうなる。うむ。まだもうちょっと盛らなければなるまいが、とりあえずこれで乾燥させて、具合を見てから追加を盛ってみることにする。まあ、眼球を装着する際にも多少は調整できるだろうけど。
⑧頭部と胴体の肉付け作業に続く。
◇恐竜名鑑
①ティラノサウルス
◇完成作品一覧
●名場面(ジオラマベース付)シリーズ
●ディフォルメシリーズ
●ジオラマベース
●2メートルのティラノサウルスを作ったぞ!


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